保水性舗装
保水性舗装とは?
暑い道からすずしい道に、保水性舗装は地球環境と人に優しい道です。
保水性舗装概要
保水性舗装とは、舗装体内に保水された水分が蒸発し、水の気化熱により路面温度の上昇を抑制する性能をもつ舗装です。一般の舗装よりも舗装体内の蓄熱量を低減するため、歩行者空間や沿道の熱汚染環境の改善、ヒートアイランド現象の緩和が期待されています。


基本的な舗装構成
表層、または表層・基層を保水性とした場合、車道部の基層には高粘度改質アスファルト、歩道・園路等の基層には改質アスファルトII型アスファルトを使用します。さらに舗装表面に太陽光反射材料をコートするケースもあります。



断面
保水性舗装では、開粒度タイプアスファルト混合物の空隙に、吸水・保水性能を持つ保水材を充填します。保水材には、鉱物質や樹脂等のグラウト材や細粒材を用います。

用途
一般的な舗装の対象となる車道部、歩道部すべてに適用します。
車道


歩道


広場・園路等


駐車場・バスターミナル等


施工手順(アスファルト舗装系の場合)
路面清掃
型枠設置
乳剤散布
アスファルト混合物の敷き均し
アスファルト混合物の締固め
アスファルト混合物の養生
保水材の充填
保水材の養生
終了
路面清掃
型枠設置
乳剤散布
アスファルト混合物の敷き均し
アスファルト混合物の締固め
アスファルト混合物の養生
保水材の充填
保水材の養生
終了